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2. リリースノート

以下の一覧は、Ansible Tower v3.7.0 に対する追加、変更および修正の概要を示しています。

2.1. Ansible Tower バージョン 3.7.0

  • 定期的なジョブクリーンアップシステムジョブのパフォーマンス (実行時間およびメモリー消費) が改善

  • 複数のユーザーが同時に Tower にログインした時の、さまざまなジョブビューにおけるユーザーインターフェースでのパフォーマンスが改善

  • ジョブの依存関係/スケジュールアルゴリズムの最適化により、Playbook および並列ジョブを実行するためのジョブ実行のパフォーマンスおよび標準出力 (stdout) の書き込み速度が改善

  • 関連するインベントリー更新をブロックしないように、実行中のジョブが改善

  • rsyslogd に基づいたより堅牢な実装を持つ Tower の外部ログアグリゲーター機能を更新

  • インベントリーの更新が Ansible 2.9 で実行されている場合は、アップストリームコレクションの以下のインベントリープラグインを使用するように Ansible Tower を更新
    • amazon.aws.aws_ec2

    • community.vmware.vmware_vm_inventory

    • azure.azcollection.azure_rm

    • google.cloud.gcp_compute

    • theforeman.foreman.foreman

    • openstack.cloud.openstack

    • ovirt.ovirt.ovirt

    • awx.awx.tower

  • 要求がデフォルトで証明書を確認できるように Red Hat Virtualization (ovirt) インベントリーソースを更新

  • StatefulSet ではなく Deployment を使用するように OpenShift ベースのデプロイメントを更新

  • 関連オブジェクトの Summary フィールドが含まれるようにアクティビティーストリームログを更新

  • Python 2 に対応しなくなるように Tower CLI を更新 (Python 3.6 以上が必要)

  • Tower コレクションに合わせて OAuth2 トークンを指定するために、使用される Tower CLI 環境変数を TOWER_TOKEN から TOWER_OAUTH_TOKEN に更新 (古い環境変数は引き続き使用できますが、TOWER_OAUTH_TOKEN を使用することが推奨されます)

  • RabbitMQ に依存しないように Tower を更新 (Redis が新しい依存関係として追加されます)

  • 関連付けられたプロジェクトから推測される読み取り専用の組織フィールドを表示するジョブテンプレート API を更新

  • さまざまなバグに対応するように、ansible-runner 1.4.6 に更新

  • CVE-2020-9402 に対応するように Django を更新

  • CVE-2017-18342 に対応するように pyyaml バージョンを更新

  • 既知の問題に対応するために OpenStack SDK のバンドルされたバージョンを更新

  • Hashicorp Vault 認証情報プラグインに Approle および LDAP/AD メカニズムのサポートを追加

  • OpenStack Keystone v3 API を適切にサポートするように、新しいプロジェクト (ドメイン名) フィールドを OpenStack 認証情報に追加

  • ジョブおよびワークフロージョブを実行するために、CLI で標準出力 (stdout) を監視する機能を追加

  • Tower CLI で OAuth2 トークン記述を指定する機能を追加

  • Tower CLI の --monitor フラグを使用してジョブ (およびワークフロー) を起動し、ジョブの失敗時にゼロ以外の終了コードを返す機能を追加

  • プロジェクトのクローン内の Playbook をシンボリックリンクディレクトリーから検出する機能を追加

  • すべてのノードの実装で、ワークフローノードのコンバージェンス動作を設定する機能を追加 (これは、続行するにはすべての親が「run on (実行)」条件を満たす必要があることを示しています (詳細は「Ansible Tower User Guide」を参照))

  • ジョブテンプレートに、200 フォークをデフォルトの最大制限値として追加 (このデフォルトは設定可能です)

  • Azure 認証情報プラグインに AZURE_PUBLIC_CLOUD を指定する機能 (Azure の KeyVault サポートなど) を追加

  • ジョブがキャンセルされた日付/時間を追跡するジョブに新しいフィールドを追加

  • Red Hat Insights または Red Hat Subscription Manager への接続時、および Automation Analytics へのデータ送信時に、Tower が AWX_TASK_ENV に環境変数を使用できるようにする機能を追加

  • 対応するバージョン番号の Automation Hub に配布される ansible.tower Ansible コレクションが導入

  • プロジェクト更新ロックを削除 (これにより関連ジョブの実行中にプロジェクトを更新できるようになりました)

  • イベントテーブルを拡張して合計 20 億を超えるイベントを許可することにより、Tower が Playbook の実行の結果として保存できるイベントの最大数の制限を削除

  • Tower のパフォーマンスを改善するために、ホストモデルおよびグループモデルから事前計算済みのフィールドをいくつか削除 (この変更の一環として、インターフェース全体のインベントリーグループ UI にステータスアイコンが表示されなくなりました)

  • 新しいバージョンの pip で適切にインストールされるように Tower CLI を修正

  • JSON タイプの設定を適切に保存するように Tower CLI を修正

  • Pod をすばやく停止して再起動するとタスクコンテナーがクラッシュする原因となっていた競合状態を修正

  • アドホックコマンドで ANSIBLE_SSH_ARGS が使用されないバグを修正

  • コンテナーグループでの Playbook 実行時に発生する予期しないデッドロックを修正

  • 非常に古い DTSTART の日付に RRULES が含まれるスケジュールを修正 (これにより破損されなくなりました)

  • RHEL 7 にパッケージとして同梱されている古いバージョンの Ansible での OpenShift ベースのインストールを修正

  • SAML ログインでユーザーメンバーシップを関連付ける際に正しいアクターを報告するように Activity Stream を修正

  • Tower ユーザーインターフェースでのソース管理認証情報の検索を修正

  • 孤立したユーザーと認証情報の関連付けを解除する問題を修正

  • カスタム通知テンプレートで使用する新しい scm_branch フィールドを修正

  • 成功/失敗の通知にホストの不完全なリストが含まれることがある競合状態を修正

  • 特定の設定ページで保存されていないフォームの編集が失われなくなるように Playbook の起動を修正

  • メール通知テンプレートの編集時に「TLS/SSL の使用」フィールドが正しく保存されるように修正

  • コンテナーグループで起動されるジョブのイベント/標準出力 (stdout) 処理を失敗させる可能性がある競合状態を修正

  • 特定の SCM クローンに関するプロジェクト更新の標準出力 (stdout) の遅延を修正 (Ansible 2.9 以降)

  • 重複したホストを誤って返さないように特定のスマートインベントリーフィルターを修正

  • 新しいバージョンの Grafana で破損していた Grafana 通知サポートを修正

  • 組織への読み取りアクセスを持つユーザーがその組織の認証情報を編集できるように Tower ユーザーインターフェースを修正

  • ワークフロー承認ビューの 2 ページ目を表示しようとすると 404 エラーが発生する問題を修正

  • 開始日および経過日を適切に記録するように、ワークフロー承認レコードを修正

  • 詳細度でオプションの紛らわしさを改善するようにワークフローノードを修正

  • 特定のユーザーが特定のコンテキストでプロジェクトおよびインベントリーのスケジュールを作成できるように、RBAC を修正

  • /etc/ansible/ansible.cfg を処理するエラーに関わらず有効なプロジェクト設定の role_path を修正

  • Tower ユーザーのカスタムホームディレクトリーを使用したインストール用のインベントリー更新を修正

  • Tower で無効または予期しないファクトデータを検出した場合のファクトデータの収集を修正

旧版のリリースノートおよびその他の参照資料は、『Ansible Tower Release Notes』を参照してください。