Automation Hub は、automation controller のコンテンツプロバイダーとして機能します。これには、automation controller デプロイメントと Automation Hub デプロイメントの両方を実行する必要があります。Ansible Automation Platform インストーラーには、その両方が含まれます。以下のセクションでは、アップグレードプロセスの各コンポーネントを説明します。
注釈
3 つ以上先のメジャーバージョンに対して、アップグレードはできません。たとえば、automation controller 4.0 にアップグレードする場合は、3.7.x 以前から直接アップグレードすることはできないため、まず 3.8.x にアップグレードする必要があります。Red Hat カスタマーポータルの「recommended upgrade path article」を参照してください。
automation controller 4.0 を実行するには、Ansible 2.10 も設定する必要があります。
以下のセクションでは、automation controller インスタンスのアップグレードを試行する際に留意する変更事項を説明します。
以前のバージョンの有効なライセンスをお持ちの場合でも、最新の自動コントローラーにアップグレードする際に、認証情報またはサブスクリプションマニフェストを再度提供する必要があります。Automation Controller User Guide の サブスクリプションのインポート を参照してください。
Red Hat Enterprise Linux および automation controller をアップグレードする必要がある場合は、コントローラーデータを (自動コントローラーから) バックアップして復元する必要があります。詳細は、Automation Controller Administration Guide の バックアップおよび復元 を参照してください。
Clustered upgrades require special attention to instance and instance groups prior to starting the upgrade. See Editing the Red Hat Ansible Automation Platform installer inventory file and クラスタリング for details.
詳細は、Red Hat Customer Portal の Choosing and obtaining a Red Hat Ansible Automation Platform installer を参照してください。すべてのコンテンツにアクセスするには、必ず Red Hat のカスタマーログインを使用してください。
See Editing the Red Hat Ansible Automation Platform installer inventory file for information.
Tower の設定 Playbook のスクリプトでは inventory
ファイルが使用され、Tower インストーラーの tarball を展開したパスから ./setup.sh
として呼び出されます。
root@localhost:~$ ./setup.sh
設定スクリプトでは以下の引数を指定できます。
-h
: ヘルプメッセージを表示して終了します。
-i INVENTORY_FILE
: Ansible インベントリーファイルへのパス (デフォルト値: inventory
)
-e EXTRA_VARS
: 追加の Ansible 変数を key=value または YAML/JSON (つまり -e bundle_install=false
は強制的にオンラインインストールを実行します) として設定します。
-b
: インストールの代わりにデータベースのバックアップを実行します。
-r
: インストールの代わりにデータベースの復元を実行します (以下のコード例に記載されているように、EXTRA_VARS でデフォルト以外のパスを指定しない限り、デフォルトの復元パスが使用されます)。
./setup.sh -e 'restore_backup_file=/path/to/nondefault/location' -r