Documentation

5. Tower ダッシュボードおよびインターフェース

注釈

Ansible Tower 3.0 は、管理者設定オプションへのアクセスを提供する設定 (settings) ボタンにより洗練されたインターフェースを提供します。古いバージョンの Ansible Tower (2.4.5 以前) のユーザーは、上部のナビゲーションメニューまたは「Setup」メニューボタンからこれらのほぼすべてにアクセスできます。

Tower ダッシュボードでは、使いやすいグラフィカルフレームワークを提供しており、IT オーケストレーションのニーズに対応します。Tower ダッシュボードの左上から、管理者は プロジェクトインベントリーテンプレートジョブ にすばやく移動できます。

このインターフェースの右上では、管理者は組織、ユーザー、グループ、パーミッションの設定に必要なツールにアクセスできると共に、関連ドキュメントを参照したり、ポータルモードにアクセスしたり、ログアウトできます。

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ダッシュボードの上部には、ホスト、インベントリー、およびプロジェクトの概要があります。簡単にアクセスできるように、これらはそれぞれ Tower の対応するオブジェクトにリンクされます。

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Tower ダッシュボードのメイン画面には、現在の ジョブステータス を一覧表示する概要が表示されます。また、最近使用されたジョブテンプレート**および **最近実行されたジョブ の概要も確認することができます。

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注釈

Ansible Tower ロゴをクリックすると、いつでもダッシュボードに戻ることができます。

5.1. Tower 管理者メニュー

Tower ユーザーのメニューは admin をクリックしてアクセスできます。

ここから、以下を実行できます。

  • Tower 管理者アカウントのプロパティーの表示/編集
  • (アクティビティーストリーム activitystream ボタンをクリックして) ユーザーのアクティビティーストリームを表示
  • Tower ユーザー用に設定された 組織 の表示
  • Tower ユーザーが追加された チーム の表示
  • この Tower 管理者アカウントの パーミッション の表示
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5.2. 設定メニュー

Ansible Tower の設定メニューに入るには、settings ボタンをクリックします。この画面では、組織の作成、認証情報の追加、ユーザーおよびチームの追加、管理ジョブのスケジュール、Tower の設定の変更などが可能です。また、設定メニューの「ライセンスの表示」リンクからライセンスを表示することも可能です。

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5.3. マイビュー – ユーザーメニュー

ユーザーのジョブおよびジョブテンプレートの単一ページビューである「マイビュー」は、マイビュー (portalmode) ボタンをクリックしてアクセスできます。

マイビューは、Ansible ジョブを実行する必要があるものの、Ansible または Tower の詳細な知識までは必要としないユーザー用の簡略化されたインターフェースです。マイビューは、開発チームをはじめ、非技術系の部署のユーザーでも使用できます。

マイビューは Tower ユーザーに対して、実行可能なジョブや過去に実行したジョブの結果に対する簡略化されたクリーンなインターフェースを提供します。

マイビューのジョブの横にある launch ボタンを押すとジョブが起動し、ジョブで設定されている場合は Survey の質問が尋ねられる可能性があります。

インターフェースの他の部分はマイビューが終了するまで非表示になります。

Portal mode

マイビューは 2 つの方法でアクセスできます。

  • Tower インターフェースの右上にあるマイビュー (portalmode) ボタンを使用する
  • https://<Tower server name>/portal に移動する

マイビューには、ジョブテンプレートジョブ いう 2 つのメインセクションが表示されます。

5.3.1. ジョブテンプレート

ユーザーが実行できるジョブテンプレートが表示されます。一覧は、名前 または 説明 で検索でき、それらのキーで並べ替えることもできます。ジョブテンプレートを起動するには、launch ボタンをクリックします。これにより、マイジョブ で表示されるジョブが起動します。

注釈

Tower のメインインターフェースとは異なり、起動したジョブのジョブビューに自動的にリダイレクトされる訳ではありません。このビューは、マイジョブ パネルで実行されるこのジョブの ジョブの表示 ボタンでアクセスできます。これは、ジョブが失敗した場合に一般ユーザーが問題の原因を調べるため Ansible の専門家の支援を必要とする際に役立ちます。

5.3.2. ジョブ

過去に実行されたジョブの一覧が表示されます。

マイジョブ ボタンをクリックしてユーザー固有のジョブを並べ替えるか、または検索バーの横にある すべてのジョブ ボタンをクリックして表示できるすべてのビューを確認します。

  • マイジョブ: (ユーザーとして) 実行したジョブを表示します。
  • すべてのジョブ: RBAC パーミッションに基づいて閲覧可能な、チームメンバーが完了したジョブを表示します。

各ジョブについて、ジョブ ID、ジョブの ステータス (実行中保留中成功、または 失敗)、その開始日時およびジョブの 名前 を表示できます。ジョブの一覧はこれらのフィールドのいずれかで並べ替えることができます。ジョブの表示 ボタンをクリックすると、そのジョブの ジョブの詳細 を含む新規ウィンドウが開きます (詳細は、ジョブ を参照してください)。

5.4. ダッシュボードビュー

Tower の中心となるインターフェースはダッシュボードです。ダッシュボードを使用してジョブのステータスや、最近実行されたジョブおよび最近使用されたジョブテンプレートをすばやく表示できます。

Tower Dashboard

5.4.1. ジョブステータス

ジョブステータスのグラフは、指定された期間に成功したジョブおよび失敗したジョブの数を表示します。表示するジョブの種類を制限するように選択したり、グラフの対象期間を変更したりすることができます。

5.4.2. 最近使用されたジョブテンプレート

このジョブセクションには、最近使用されたジョブの概要が表示されます。メインナビゲーションメニューの ジョブ エントリーをクリックしてこの概要にアクセスすることもできます。

5.4.3. 最近実行されたジョブ

最近実行されたジョブのセクションには、最近実行されたジョブ、それらのステータス、およびそれらの実行時のメモなども表示されます。

5.5. アクティビティーストリーム

Tower のほとんどの画面にはアクティビティーストリーム (activitystream) ボタンがあります。これをクリックすると、該当オブジェクトの アクティビティーストリーム が表示されます。

Users - Activity Stream

アクティビティーストリームは、特定のオブジェクトのすべての変更を表示します。それぞれの変更について、アクティビティーストリームはイベントの時間、イベントを開始したユーザーおよびアクションを表示します。イベント詳細の表示 (examine) ボタンをクリックすると、変更についてのイベントログが表示されます。

event log

アクティビティーストリームは、起動するユーザー (またはシステムで起動している場合はシステム) や、特定の認証情報、ジョブテンプレート、またはスケジュールなどの関連する Tower オブジェクトでフィルターできます。

メインダッシュボードのアクティビティーストリームは、Tower インスタンス全体のアクティビティーストリームを表示します。Tower のほとんどのページでは、特定のオブジェクトについてフィルターされたアクティビティーストリームを表示できます。