Documentation

プロジェクトでは、ブランチ、タグ、または参照が scm_branch フィールドで指定されます。以下で示されているように、これらは、プロジェクトの詳細のフィールドで指定された値で表示されます。

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プロジェクトには、「ブランチの上書きを許可する」オプションがあります。このオプションを選択すると、プロジェクト管理者は、そのプロジェクトを使用するジョブテンプレートに対して、ブランチの選択を委任できます (プロジェクトの use_role のみが必要)。

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ジョブテンプレートの管理者は、ジョブテンプレートの SCM ブランチフィールドの横にある 起動プロンプト ボックスをオンにすることで、ジョブテンプレートを実行しているユーザーにその機能をさらに委任できます (ジョブテンプレートの execute_role のみが必要)。

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ソースツリーのコピー動作

すべてのジョブ実行には、独自のプライベートデータディレクトリーがあります。このディレクトリーには、このジョブが実行されている指定された scm_branch のプロジェクトソースツリーのコピーが含まれています。ジョブは、プロジェクトフォルダーを自由に変更し、実行中にそれらの変更を自由に使用できます。このフォルダーは一時的なものであり、ジョブ実行の終了時にクリーンアップされます。

クリーニング がオンの場合、Tower は`git`_、Subversion、および Mercurial に関連した各 Ansible モジュール内の force パラメーターを使用して、リポジトリーのローカルコピーにある変更ファイルを破棄します。

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プロジェクトのリビジョンの動作

一般に、プロジェクトの更新中、デフォルトブランチのリビジョン (プロジェクトの SCM ブランチ フィールドで指定) が更新時に保存され、そのプロジェクトを使用するジョブではそのリビジョンが使用されます。ジョブでデフォルト以外の SCM ブランチ (コミットハッシュ値またはタグではない) を使用した場合は、ジョブの開始前に最新のリビジョンがソースコントロールリモートから即時に取得されます。このリビジョンは、ジョブおよびそれぞれのプロジェクト更新の リビジョン フィールドに表示されます。

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そのため、デフォルト以外のブランチではオフラインジョブを実行できません。タグを使用するか、ハッシュをコミットを使用して、ジョブが確実にソースコントロールからの静的バージョンを実行するようにします。プロジェクトの更新では、すべてのブランチのリビジョンは保存されず、プロジェクトのデフォルトブランチのみが保存されます。

** SCM ブランチ** フィールドは検証されないため、プロジェクトを更新して有効であることを確認する必要があります。このフィールドが指定されたり、要求されたりした場合には、ジョブテンプレートの Playbook フィールドは検証されず、 ジョブテンプレートを起動して、必要とされる Playbook が存在するかを確認する必要があります。

Git Refspec

SCM Refspec フィールドは、更新がリモートからダウンロードする必要がある追加の参照を指定します。以下に例を示します。

  1. refs/*:refs/remotes/origin/*: リモートのリモートを含む、すべての参照を取得

  2. refs/pull/*:refs/remotes/origin/pull/* (GitHub 専用): すべてのプル要求に対して、すべての参照を取得

  3. refs/pull/62/head:refs/remotes/origin/pull/62/head: 対象の GitHub プル要求に対して、参照を取得

プロジェクトの規模が大きく、本書で紹介する 1 例目と 2 例目を使用する場合には、パフォーマンスへの影響を考慮する必要があります。

SCM Refspec パラメーターは、プロジェクトブランチの可用性に影響するものであり、他の場合には利用できない参照へのアクセスを許可できます。上記の例では、ユーザーは SCM ブランチ からのプル要求を指定できますが、これは SCM Refspec フィールドがなければ不可能です。

Ansible git モジュールはデフォルトで refs/heads/* を取得します。つまり、SCM Refspec が空の場合には、プロジェクトのブランチとタグ (およびその中のコミットハッシュ) を SCM ブランチとして使用できます。SCM Refspec フィールドで指定された値は、オーバーライドとして使用できる SCM ブランチ フィールドに影響します。プロジェクトの更新 (任意のタイプ) は、追加の git fetch コマンドを実行して、リモートからその refspec をプルします。

たとえば、1 番目または 2 番目の refspec の例でブランチの上書きを許可するプロジェクトを設定したとします -> ** SCMブランチ** を要求するジョブテンプレートでこれを使用します -> ジョブテンプレートを起動すると、新しいプル要求が作成された場合に、ブランチ pull/N/head が指定されます -> ジョブテンプレートは、指定された GitHub プル要求の参照に対して実行されます。

Ansible git モジュールの詳細については、https://docs.ansible.com/ansible/latest/modules/git_module.html を参照してください。