Ansible Tower の bubblewrap 機能により、Tower ファイルシステムのどのディレクトリーが Playbook に表示され、また Playbook の実行時に使用できるかを制限します。場合によっては bubblewrap 設定をカスタマイズする必要がある場合もあります。bubblewrap の使用を微調整するために、いくつかの変数を設定することができます。
bubblewrap がジョブの実行をサポートしないように無効化または有効化するには (Playbook の実行のみ)、管理ユーザーとしてログインしていることを確認してください。
左のナビゲーションバーから設定 () アイコンをクリックします。
ジョブ タブをクリックします。
「ジョブの分離の有効化」で、トグルボタンの選択を OFF に変更すると、bubblewrap サポートを無効にするか、ON を選択して有効にします。
デフォルトでは、Tower はシステムの tmp
ディレクトリー (デフォルトは /tmp
) をステージング領域として使用します。これは、「Configure Tower (Tower の設定)」画面の Job Execution Path (ジョブの実行パス) フィールドからか、または設定ファイルで以下のエントリーを更新して変更できます。
AWX_PROOT_BASE_PATH = "/opt/tmp"
システム上に機密で非表示にすべきその他の情報がある場合には、「Configure Tower (Tower の設定)」画面の 分離されたジョブから非表示にするパス で指定するか、または設定ファイルで以下のエントリーを更新して指定することができます。
AWX_PROOT_HIDE_PATHS = ['/list/of/', '/paths']
とくに公開する必要のあるディレクトリーがある場合には、「Configure Tower (Tower の設定)」画面の 分離されたジョブの公開するパス に指定するか、または設定ファイルで以下のエントリーを更新して指定することができます。
AWX_PROOT_SHOW_PATHS = ['/list/of/', '/paths']
注釈
Playbook が
/var/lib/awx/.ssh
で定義した鍵や設定を使用する必要がある場合には、このファイルを主要ファイルとして、AWX_PROOT_SHOW_PATHS
に追加してください。
上記のフィールドは、ジョブ設定ウィンドウで確認できます。
設定ファイルに変更を加えた場合には、変更の保存後に ansible-tower-service restart
コマンドを使用してサービスを再起動するようにしてください。