Ansible 出力のロギング¶
デフォルトでは、Ansible はプレイ、タスク、およびモジュール引数の出力を、コントロールノードの画面 (STDOUT) に送信します。Ansible 出力をログに記録する場合は、以下の 3 つのオプションを使用できます。
- コントロールノードの 1 つのログに Ansible 出力を保存するには、
log_path
の 設定ファイルオプション を設定します。また、display_args_to_stdout
を設定すると、Ansible の出力に変数の値を追加し、同様のタスクを区別しやすくなります。 - 各管理ノードごとに別のログに Ansible 出力を保存するには、
no_target_syslog
およびsyslog_facility
の 設定ファイルオプション を設定します。 - Ansible 出力をセキュアなデータベースに保存するには、Ansible Tower を使用します。Tower を使用すると、グラフや REST API を使用して、過去のホスト、プロジェクト、および特定のインベントリーに基づいて履歴を確認できます。
no_log
を使用した機密データの保護¶
Ansible 出力をログに保存すると、パスワードやユーザー名などのシークレットデータを Ansible 出力に公開します。ログから機密な値を除外するには、機密な値を公開するタスクに、no_logTrue
属性でマークを付けます。ただし、no_log
属性はデバッグの出力に影響しないため、本番環境で Playbook のデバッグは行わないでください。サンプルは、Playbook に機密データを保存するにはどうすればいいですか を参照してください。