NXOS プラットフォームのオプション

Cisco NXOS は、複数の接続に対応します。このページには、各接続が Ansible でどのように機能するか、およびその使用方法に関する詳細が記載されています。

利用可能な接続

レガシー Playbook の場合でも、NXOS は ansible_connection: local に対応します。できるだけ早期に ansible_connection: network_cli または ansible_connection: httpapi を使用するモダナイゼーションが推奨されます。

Ansible での CLI の使用

CLI の例: group_vars/nxos.yml

ansible_connection: network_cli
ansible_network_os: nxos
ansible_user: myuser
ansible_password: !vault...
ansible_become: yes
ansible_become_method: enable
ansible_become_password: !vault...
ansible_ssh_common_args: '-o ProxyCommand="ssh -W %h:%p -q bastion01"'
  • SSH キー (ssh-agent を含む) を使用している場合は、ansible_password 設定を削除できます。
  • (bastion/ジャンプホスト を経由せず) ホストに直接アクセスしている場合は、ansible_ssh_common_args 設定を削除できます。
  • bastion/ジャンプホスト 経由でホストにアクセスしている場合は、SSH パスワードを ProxyCommand ディレクティブに含めることができません。(ps 出力などで) シークレットの漏えいを防ぐために、SSH は環境変数によるパスワードの提供に対応していません。

CLI タスクの例

- name:Backup current switch config (nxos)
  nxos_config:
    backup: yes
  register: backup_nxos_location
  when: ansible_network_os == 'nxos'

Ansible での NX-API の使用

NX-API の有効化

NX-API を使用してスイッチに接続するには、NX-API を有効にする必要があります。Ansible 経由で新規スイッチで NX-API を有効にするには、CLI 接続で nxos_nxapi モジュールを使用します。上記の CLI の例のように group_vars/nxos.yml を設定し、以下のような Playbook タスクを実行します。

- name:NX-API の有効化
   nxos_nxapi:
       enable_http: yes
       enable_https: yes
   when: ansible_network_os == 'nxos'

HTTP/HTTPS およびローカル http を有効にするオプションの詳細は、nxos_nxapi モジュールのドキュメントを参照してください。

NX-API が有効になったら、NX-API 接続を使用するように group_vars/nxos.yml を変更します。

NX-API group_vars/nxos.yml の例

ansible_connection: httpapi
ansible_network_os: nxos
ansible_user: myuser
ansible_password: !vault...
proxy_env:
  http_proxy: http://proxy.example.com:8080
  • (Web プロキシーを経由せず) ホストに直接アクセスしている場合は、proxy_env 設定を削除できます。
  • https を使用して Web プロキシー経由でホストにアクセスする場合は、http_proxyhttps_proxy に変更します。

NX-API タスクの例

- name:Backup current switch config (nxos)
  nxos_config:
    backup: yes
  register: backup_nxos_location
  environment: "{{ proxy_env }}"
  when: ansible_network_os == 'nxos'

この例では、group_vars で定義された proxy_env 変数は、タスクのモジュールで使用される environment オプションに渡されます。

Warning

Never store passwords in plain text. We recommend using SSH keys to authenticate SSH connections. Ansible supports ssh-agent to manage your SSH keys. If you must use passwords to authenticate SSH connections, we recommend encrypting them with Ansible Vault.

Cisco Nexus Platform のサポートマトリックス

以下のプラットフォームおよびソフトウェアのバージョンは、Cisco が本バージョンの Ansible で機能することが認定されています。