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11. Bubblewrap 機能および変数

Ansible Tower の bubblewrap 機能により、Tower ファイルシステムのどのディレクトリーがプレイブックに表示され、またプレイブックの実行時に使用できるかを制限します。場合によっては bubblewrap 設定をカスタマイズする必要がある場合もあります。bubblewrap の使用を微調整するには、設定可能は変数がいくつかあります。

bubblewrap がジョブの実行をサポートしないように無効化する場合 (プレイブックの実行のみ):

AWX_PROOT_ENABLED = False

bubblewrap がジョブの実行をサポートするように有効化する場合 (プレイブックの実行のみ):

AWX_PROOT_ENABLED = True

デフォルトでは、Tower はシステムの tmp ディレクトリー (デフォルト設定: /tmp) をステージングエリアとして使用します。これは、タワーの設定画面の Job Isolation Execution Path フィールドか、設定ファイルの以下のエントリーを更新することで変更できます。

AWX_PROOT_BASE_PATH = "/opt/tmp"

システム上に機密で非表示にすべきその他の情報がある場合には、Paths to Hide to Isolated Jobs の Tower の設定画面または、設定ファイルの以下のエントリーを更新して指定してください。

AWX_PROOT_HIDE_PATHS = ['/list/of/', '/paths']

特に公開する必要のあるディレクトリーがある場合には、Paths to Expose to Isolated Job の Tower の設定画面または、設定ファイルの以下のエントリーを更新して指定してください。

AWX_PROOT_SHOW_PATHS = ['/list/of/', '/paths']

注釈

プレイブックが /var/lib/awx/.ssh で定義された鍵や設定を使用する必要がある場合には、/var/lib/awx/.ssh を主要ファイルとして、AWX_PROOT_SHOW_PATHS に追加してください。

設定ファイルに変更を加えた場合には、変更の保存後に ansible-tower-service restart コマンドを使用してサービスを再起動するようにしてください。